所得を$Y$、消費を$C$、投資を$I$、税収を$T$、政府支出を$G$とします。
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【問題1】
独立消費が10で、限界消費性向を0.8としたとき、消費関数はどうなりますか。
【回答1】
所得から税収を引いた可処分所得に、限界消費性向0.8を掛け、独立消費を加えたものが消費関数となるので、
$C = 10 + 0.8 (Y \; – \; T)$
となります。
【問題2】
問題1に加え、投資を50としたとき、所得の式を導出してください。
【回答2】
所得について、$Y = C + I + G$なので、
$Y = 10 + 0.8 (Y \; – \; T) + 50 + G$
であり、式を整理すると、
$Y = 300 \; – \; 4 T + 5 G$
となります。
【問題3】
問題2において、税収が20であるとき、所得を300とするには、どれだけ財政支出が必要でしょうか。
【回答3】
$T=20$、$Y=300$を式に代入すると、
$300 = 300 \; – \; 80 + 5 G$
から、$G = 16$となり、16の政府支出が必要になります。
【問題4】
問題2において、均衡予算で、所得を350を実現するには、どれだけ財政支出が必要でしょうか。
【回答4】
均衡予算なので$T=G$であり、$Y=350$を、式に代入すると、
$350 = 300 + G$
から、$G = 50$となり、50の政府支出が必要になります。