貨幣供給量$M$、物価を$P$、所得をY、金利を$r$とし、次のようなLM曲線を考えます。
$\dfrac{M}{P} = 4 Y \; – \; 2000 r$
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【問題1】
貨幣供給量が300、物価が1、金利が3%であるとき、所得はどうなりますか。
【回答1】
$M = 300$、$P = 1$、$r = 0.03$をLM曲線の式に代入すると、
$300 = 4 Y \; – \; 60$
であり、$Y = 90$となります。
【問題2】
問題1において、物価が倍になったときに、所得はどうなりますか。
【回答2】
$M = 300$、$P = 2$、$r = 0.03$をLM曲線の式に代入すると、
$150 = 4 Y \; – \; 60$
であり、$Y = 52.5$となります。
【問題3】
問題1において、金利を維持したまま、所得100を実現するには、貨幣供給量をどれだけにする必要があるでしょうか。
【回答3】
$Y = 100$、$P = 1$、$r = 0.03$をLM曲線の式に代入すると、
$M = 400 \; – \; 60$
であり、$Y = 340$となります。
問題1と比べると、所得を10(= 100 – 90)引き上げるには、貨幣供給量を40(= 340 -300)増加させる必要があります。