ヘッセ行列(ヘッシアン)
ヘッセ行列(ヘッシアン)とは、関数について、2階偏微分したものの行列です。
例えば、次のような関数があるとします。
$y = f(x_1 \, , \, x_2)$
これについて、ヘッセい行列は、次のように定義されます。
$\begin{bmatrix}
f_{11} & f_{12} \\
f_{21} & f_{22}\\
\end{bmatrix}$
なお、(通常は仮定されるのですが)ヤングの定理が成立すれば、この行列は対称行列になります。
ソロー・モデルを解説(数式あり)
多変数の場合
$n$個の変数$x_j \; (j = 1 \, \cdots \, n)$について、次のような関数を考えます。
$y_ = f(x_1 \, \cdots \, x_n)$
このとき、ヘッセ行列は、次のようになります。
$\begin{bmatrix}
f_{11} & \cdots & f_{1n} \\
\vdots & \ddots & \vdots\\
f_{n1} & \cdots & f_{nn} \\
\end{bmatrix}$
参考
西村和雄『経済数学早わかり』
多鹿智哉『読んで理解する 経済数学』