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ホフマン比率について

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投稿開発経済学入門
開発経済学におけるホフマン比率について、説明しています。
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 ある国の製造業について、消費財部門と投資財部門を分けて考えます。
 消費財とは、国民などによって最終的に使用・消費される財のことであり、投資財とは、その消費財を製造するための財のことです。
 例えば、食器・文房具などは消費財であり、それらを作るための機械・設備などは投資財になります。

 そして、「ホフマン比率」とは、消費財生産額に対する投資財生産額の比率は、経済発展に伴い、低下するという法則です。

 簡単にいえば、当初は消費財を多く生産しても、国が経済発展するにつれ、より多く相対的に投資財の生産が多くなることを示しています。

 ホフマンは、このホフマン率に基づき、工業化を4段階に分けました。

  第1段階 … ホフマン比率 5.0~3.5
  第2段階 … ホフマン比率 3.5~1.5
  第3段階 … ホフマン比率 1.5~0.5
  第4段階 … ホフマン比率 0.5以下

 そして、ホフマンの研究によると、第1段階から第2段階に移行するのに、20~30年要するとされています。

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参考

  渡辺利夫『開発経済学入門

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