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ヘドニック法

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投稿地域経済学初級
地価などを推定するヘドニック法について、説明しています。
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ヘドニック法

 ヘドニック法とは、あるプロジェクトを行ったとき、その地域の環境などが変化して、それが地価や住宅価格などに反映されるとして、そのプロジェクトを評価するものです。

  ①プロジェクトの実施
    ↓
  ②環境変化
    ↓
  ③価格の変化
    ↓
  ④プロジェクトの評価

 なお、環境変化においては、住環境や周辺環境など、目に見えるものだけの変化ではありません。非貨幣的な利便性や安全性なども、市場を通じて、価格に反映されると考えており、「キャピタリゼーション仮説」が前提になっています。

 具体的には、ヘドニック関数(ヘドニック価格関数)を推定して、分析を行うことになります。

ヘドニック関数

 価格を$p$、価格に影響を与える変数を$x_i$とすると、ヘドニック関数は、

  $p =f(x_1 \, , \, \cdots \, , \, x_n)$

となります。

 価格に影響を与える変数として何を選ぶのかという問題がありますが、当然ながら、評価するものによって異なってきます。住宅価格ならば、住環境や位置・近隣環境などに関する変数を用意する必要があります。

 次に、上記の式は一般形なので、関数を特定化する必要があります。
 ヘドニック法においては、次のような関数で推定が行われます。

  線形:$\displaystyle p = \alpha + \sum_{i=1}^n \beta_i x_i$

  対数線形:$\displaystyle \ln p = \alpha + \sum_{i=1}^n \beta_i x_i$

  トランスログ:$\displaystyle \ln p = \alpha + \sum_{i=1}^n \beta_i \ln x_i + \dfrac{1}{2} \sum_{i=1}^n \sum_{j=1}^n \gamma_{ij} \ln x_i \ln x_j$

  二次形式:$\displaystyle p = \alpha + \sum_{i=1}^n \beta_i x_i + \sum_{i=1}^n \sum_{j=1}^n \gamma_{ij} x_i x_j$

  平方根二次関数:$\displaystyle p = \sqrt{\alpha + \sum_{i=1}^n \beta_i x_i + \sum_{i=1}^n \sum_{j=1}^n \gamma_{ij} x_i x_j}$

 なお、平方根二次関数のように非線形なモデルでなければ、単純なOLSで推定することができます。

参考

  中井達『政策評価

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