経済学の学術誌(ジャーナル)としては、五大誌として、
・American Economic Review(AER)
・Econometrica(EMA)
・Journal of Political Economy(JPE)
・Quarterly Journal of Economics(QJE)
・Review of Economic Studies(RES)
が有名です。
世界的に活躍している経済学者かどうかを考える上で、これらのジャーナルに論文が掲載されているかどうかは、一つの大きなポイントでしょう。
ところで、日本においては、どうでしょうか。
日本における経済学のジャーナルとして、どのようなものがあるかについて、代表的なものとして、例を挙げたいと思います(代表というと、IJETは入れるかどうかという話もありますが)。
・The Japanese Economic Review(JER)
・Japan and the World Economy(JWE)
・Journal of the Japanese and International Economies(JJIE)
・International Journal of Economic Theory(IJET)
なお、それぞれの2022年から2023年のインパクトファクターは、次のような感じです(なお参考に、American Economic Reviewも掲載しています)。インパクトファクターは、ジャーナルの評価の1つの指標で、高いほうがいい数値です。
名称 | 略称 | インパクトファクター |
---|---|---|
The Japanese Economic Review | ||
Japan and the World Economy | ||
Journal of the Japanese and International Economies | ||
International Journal of Economic Theory | ||
(参考)American Economic Review |
(出典)インパクトファクターは、「Academic Accelerator」
JER、JWE、JJIEはインパクトファクターの数値を上げているようですが、やはりAmerican Economic Reviewには、遠く及ばない感じです。
また、日本経済学会が出しているJERよりも、JWE、JJIEのほうが高いのは、意外でした(ただあくまでも、Academic Acceleratorによる計測なので、1つの見方ぐらいな感じですが)。