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株式流通市場における「売買の原則」

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投稿金融論初級
株式流通市場における「売買の原則」について、説明しています。
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売買の原則

 日本の株式流通市場においては、個別競争売買(オーダードリブン、注文駆動型)によって、取引が行われています。
 個別競争売買とは、売買注文を個別に行い、最優先売り値と最優先買い値が一致するような値段を約定値段として、売買が成立するという方式です。

 そうしたとき、どのような場合が優先されるのかという問題が生じます。特に、株式流通市場においては、株式価格の形成には、公正性や透明性が重要となります。

 これを確保するのに求められるのが「売買の原則」で、株式流通市場においてはこの売買の原則に従って、取引が行われています。

 売買の原則には、「価格優先の原則」と「時間優先の原則」があります。

【価格優先の原則】
 価格優先の原則は、成行注文が優先され、指値注文の場合には、高い値段の買い注文と安い値段の売り注文が優先されるとする原則です。
 なお、

  成行注文 … 値段を指定せず、いくらでもいいので売る、もしくは買うという注文方法
  指値注文 … 値段を指定する注文方法

【時間優先の原則】
 同一の値段ならば、先に注文したものが優先されるという原則です。

売買の方式

 売買の方式として、次の2つがあります。

  板寄せ方式 … 一定の時刻にすべての注文を一括して成立させる方式

  ザラバ方式 … 注文が連続して行われ、取引が継続する中で、注文が成立していく方式

 板寄せは、同時に注文が出されたとみなして、一気に注文を約定させるので、価格優先の原則に基づいているとされます。一方、ザラバでは先着順に取引が成立するので、時間優先の原則に従うとともに、同一時刻に出された注文には、価格優先の原則に従うとされます。

 そして、東京証券取引所では、

  寄り付き(取引開始時) … 板寄せ方式

  ザラバ(取引立会中) … ザラバ方式

  引け(取引終了時) … 板寄せ方式

が採用されています。

参考

  岸真清・藤波大三郎『ファースト・ステップ 金融論

  釜江廣志(編集)『入門証券市場論

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